私の実家の葬儀と告別式
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私の実家の葬儀と告別式

私の実家の葬儀と告別式

それは私が高校生の頃、優しくて頭のいいおじいさんが亡くなったことによって初めての体験となったものでした。
私の田舎(九州)ではほとんどの家は自宅で葬儀や告別式をやります家では親戚が集まり近所の人が手伝いに来るので朝から晩まで人の出入りばかりです初七日までは親戚中が集まりおおさわぎになります告別式当日はお坊さんが自宅までやってきて葬儀がはじまります家のなかの座敷と呼ばれる部屋に親戚や友人近所の人が正座をし、ずっとお経を聞いています。
式が終わると棺桶を親戚中でかかえ、頭には白い三角巾をつけ家の庭先を三回左回りに回ります。
もう帰ってきちゃダメだよという意味だそうです。
そして故人に着せる着物には三途の川を渡るときにお金がいるらしく、懐に小銭をいれ、また家族を忘れないようにと、残された家族の髪の毛と爪を少し切って白い紙に包み、棺桶の中に入れます。
すべていなかならではのならわしでびっくりでした!

当時は真夏だったため葬儀屋さんがやってきては亡くなった人の顔の横や脇や足元などにドライアイスを入れこんでいました足には草履を履かせ、棺桶の上には悪い奴らが来たらこの刃物で退治できるようにとカミソリを置きます

親戚から聞いた話によると、言い伝えでは初七日までは亡くなった人は天国に行くには暑い所を通らなくてはいけないらしく、家の裏庭のようなところに故人が着ていた浴衣などをぶらさげ、そこに川から汲んできた水をその着物にかけ流すそうです川に行き、カマで川に切れ目を入れるふりをし、川の神様にこれだけお水をください・・と伝えるとそのまま汲んで家まで持って帰りそこで着物に水をかけるそうです。
初七日が終わったら玄関先で個人が使ってたお茶碗などを音を立てて割る儀式もあります。
これも帰ってきてもあなたの使うお茶碗はありませんよという意味だそうです。
今自宅を離れ生活をしているとそんな告別式はめったに経験できるものではないし、今思うと貴重な体験をしたなという気持ちです。